YouTubeでポッドキャストが配信できるようになったのをご存知ですか?
standfmで配信している方の中には、アクセス数の少なさに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
最近になって、YouTubeStudioでRSSフィードを使用して、音声のみのポッドキャストをYouTubeとYouTube Musicに簡単にアップロードできるようになりました。
世界中の視聴者が毎日数十億本もの動画に出会うYouTubeというプラットフォームで、ポッドキャストを配信できる機会が広がったのです。
ポッドキャストとYouTubeは、それぞれに特徴があります。ポッドキャストは制作コストが低く、手軽に始められる一方、YouTubeは20億人を超えるユーザーにリーチできる可能性を秘めています。この両者の利点を組み合わせることで、新たなリスナー層の開拓が期待できます。
この記事では、standfmからYouTubeへの配信方法と、その効果について、実践者の視点からお伝えしていきます。
standfmでの101本の配信経験
2023年10月からstandfmでの配信を開始し、これまでに101本のエピソードを配信してきました。途中、配信が途絶えたり、不定期になった時期もありましたが、継続することで一定のコンテンツ量を生み出すことができました。
私の基本的なスタイルは、noteやブログといったテキストコンテンツとの連携です。standfmで配信した音声をnoteやブログに埋め込み、テキストと音声の両方で情報を届けられるように工夫しています。
音声コンテンツをテキスト化する際には、文字起こしツールやAIを活用しています。また、AIで作成した記事を元に、standfmで音声を収録することもあります。このように、テキストと音声を相互に活用することで、より分かりやすく、より深い情報提供を目指しています。
YouTube配信機能に気づいたきっかけ
YouTubeでポッドキャストが配信できることを知ったのは、ごく最近のことです。きっかけは、インフルエンサーのイケハヤさんがX(旧Twitter)で「これからはビデオポッドキャストが流行る」と投稿されていたのを見たことでした。
「ビデオポッドキャスト」に取り組むべき3つの理由。
— 🍺 ikehaya@TVアニメ「クリプトニンジャ咲耶」 (@IHayato) February 13, 2025
イケハヤです。
昨日はNFTプロジェクト発のコワーキングスペース、「LLACハウス」にて、「本つまみぐいラジオ」の収録をしてきました!#本つまラジオ… pic.twitter.com/JVwGYkAik8
私は以前からポッドキャストにも興味があり、配信方法などを調べていたのですが、Spotifyでビデオポッドキャストが配信できることや、ビデオポッドキャストがYouTubeにも配信されるということを知りませんでした。
YouTubeの配信機能を調べていくうちに、ポッドキャスト配信機能が統合されていることに気づき、standfmの音声コンテンツをYouTubeでも配信できるのではないかと考えたのです。
YouTube配信のメリット
standfmの音声をYouTubeで配信することには、いくつかのメリットがあると感じています。
ブログやnoteへの埋め込み効果
まず、ブログやnoteに音声を埋め込む際に、YouTubeのリンクを使用できる点が挙げられます。
これまでstandfmのリンクを埋め込んでいたのですが、クリック率が低いという課題がありました。YouTubeであれば、プラットフォームとしての認知度が高いため、より多くの人に気軽にクリックしてもらえるのではないかと期待しています。
スパムコメントから見るYouTubeの認知度
YouTubeにPodcastをアップロードしたところ、すぐにスパムコメントがつくようになりました。これは歓迎すべきことではありませんが、YouTubeのシステムがコンテンツを認識している証拠だと捉えています。
コメント機能を通じて、視聴者とのコミュニケーションがより活発になることも期待しています。YouTubeという巨大なプラットフォームを活用することで、standfmだけではリーチできなかった層にもアプローチできる可能性を感じています。
standfmのマルチプラットフォーム配信機能
standfmには多くの配信プラットフォームに同時配信できる機能が備わっています。
AppleのポッドキャストやSpotify、Amazon Musicなど、主要なポッドキャストプラットフォームへの配信が可能です。
これまでも、これらのプラットフォームへの配信は行っていましたが、積極的な宣伝をしていなかったため、ほとんど聴かれることはありませんでした。
しかし、YouTubeという新たな配信先が加わったことで、より多くのリスナーにリーチできる可能性が広がっています。
YouTube配信を試す価値
standfmで配信している方の中には、私と同じように、コメントやアクセス数の少なさにモチベーションが下がっている方もいるかもしれません。しかし、YouTubeという新たなプラットフォームを活用することで、状況が大きく変わる可能性があります。
YouTubeでの配信には以下のメリットがあります:
- YouTubeの巨大なユーザー基盤にアクセスできる
- ブログやnoteとの連携がスムーズ
- コメント機能を通じたコミュニケーションの活性化
- 既存のstandfmコンテンツを簡単に移行できる
まだYouTube配信を始めたばかりですが、今後のアクセス状況や反応について、引き続き観察していきたいと思います。
YouTubeへの配信設定方法
YouTubeへのポッドキャスト配信は、以下の手順で簡単に設定できます。
- YouTubeスタジオにアクセスし、右上の「+動画をアップロード」から「新しいポッドキャスト」を選択します。
- 「RSSフィードを送信する」を選択し、注意事項を確認して「次へ」をクリックします。
- standfmアプリのマイページから以下の手順でRSS URLを取得します:
・「設定」を開く
・「ポッドキャスト設定」を選択
・「RSS URL」をコピー - YouTubeの画面に、コピーしたRSS URLを貼り付けて「次へ」を選択します。
- 確認画面で内容を確認し、完了ボタンを押します。
これで設定は完了です。以降、standfmで配信した内容は自動的にYouTubeチャンネルにアップロードされ、チャンネル登録者に通知されます。YouTubeは自動的にstandfmの番組アートを使用して、静止画付きの動画を作成します。
まとめ
standfmからYouTubeへのポッドキャスト配信は、新たなリスナー層を開拓する大きなチャンスです。YouTubeの巨大なプラットフォームを活用することで、これまで以上に多くの方に音声コンテンツを届けることができます。
特に、ブログやnoteとの連携がスムーズになり、埋め込みコンテンツのクリック率向上も期待できます。また、YouTubeのコメント機能を通じて、リスナーとの双方向コミュニケーションも活発になるでしょう。
standfmで配信している方は、ぜひYouTubeへの配信も検討してみてください。既存のコンテンツを活用しながら、新しい可能性に挑戦する価値は十分にあります。