NEC Wi-Fiルーター選びの完全ガイド 歴代の使用機種と2024年のおすすめ

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NEC Wifiルーター 10年愛用者が徹底解説!
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Wi-Fiルーターは何を選んだらいいか迷われていませんか?

安心・安定の国内メーカーNECのWi-Fiルーターなら、長年の実績とブランド力で選び間違いなし。しかし製品によっては不具合も。

10年以上に渡り複数のNEC製品を使い分けた私なりのおすすめをご紹介します。

Wi-Fiの安定した通信環境は、在宅ワークやオンライン学習、動画視聴などの生活に欠かせません。

メーカー選びを間違えると、つながりにくい、速度が出ないなどのストレスを抱えかねません。一方でNECのWi-Fiルーターは、国内シェア25%の高い評価と実績があり、手堅い選択肢と言えるでしょう。

長年の愛用から分かったNECおすすめ機種とは?

メッシュWi-Fi対応の最新モデル「AX1800HP」がコストパフォーマンスに優れ、自宅の広範囲をしっかりカバーできる点が魅力です。

さらに機能性と設定のカスタマイズ性も高く評価できます。Wi-Fiルーターは生活インフラ。プロの視点で選んだNEC製品で、安心で快適なネット環境を手に入れましょう。

目次

NECのWi-Fiルーター愛用歴と選び方

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Wi-Fi機器の国内シェアとNECの強み

国内のWi-Fiルーター市場で、バッファローとNECが8割近いシェアを占めています。

バッファローが60%と首位ですが、NECも25%の高いシェアを持ちます。長年のWi-Fi機器開発の実績が評価されている証しです。

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過去に使用した安定性の高いNECルーター

WR9500N(Wi-Fi 4)の安定性

私がはじめて使ったNECのルーターはWR9500Nで、Wi-Fi 4の時代の製品です。集合住宅でも1台で十分な広さをカバーでき、長期間運用しても一切の不具合がありませんでした。速度低下などのトラブルが全くなかった、安定性に優れた製品でした。

WG1800HP2(Wi-Fi 5)の長期運用

次に使ったWG1800HP2もWi-Fi 5の時代ですが、引っ越しなどの環境変化があっても、親機1台で問題なく運用できました。このルーターもずっと快適に使えて、NECの安定性の高さを実感しました。

Google Wi-Fiの速度が遅かった体験

生活スタイルの変化によって、広い田舎の一軒家に住むことになりました。実家は土地も間取りも広く、離れもあります。
離れは有線LANで繋がっていますが、周りは電波が弱く、お隣さんの2.4GHz帯がやっと届く程度です。

広い範囲をカバーするため、2018年に発売されたGoogle製メッシュWi-Fi「Google Wi-Fi」を試してみました。

3台セットで広い間取りをカバーし、複数台でメッシュネットワークを構築することで安定した通信を実現するというものです。

しかし、実際に使ってみると、Wi-Fiルーターから約10メートル離れた場所でのダウンロード速度が非常に遅く、ストレスを感じました。

同じ条件でWG1800HP2を試したところ、Google Wi-Fiは明らかに速度が遅いことがわかりました。

この体験から、ルーターの電波強度が弱いと速度が低下すること、そして信頼できるメーカーのルーターを使うべきだということを強く感じました。

GoogleはもともとWi-Fiルーターメーカーではないため、専用メーカーの方が安心できるという結論に至りました。

教訓

  • ルーターは、電波の強さや速度を重視して選ぶべき
  • 信頼できるメーカーのルーターを選ぶべき
  • 比較対象がないと、ルーターが原因の速度低下に気づきにくい

クワルコム製チップ搭載のNEC製品を選ぶ

チップメーカー別の安定性の違い

NECのWi-Fiルーターには、CPUやMPUなどの重要な部品としてチップが搭載されています。このチップは、パフォーマンスや安定性に大きな影響を与えます。

過去にNECが販売していたWR9500Nというルーターのチップはアセロスという企業が製造していました。その後アセロスはクアルコム社に買収されました。そのため、以前はアセロス製と呼ばれていたチップも、現在ではクアルコムアセロスまたはクアルコム製と呼ばれるようになりました。

私が長年愛用し、信頼して使っているNECのWi-Fiルーターは、このクアルコム製のチップを搭載した製品です。クアルコムはモバイル通信分野でも高い技術力を持つ企業として知られ、その高性能でありながら省電力なチップが、Wi-Fiルーターの安定動作に大きく貢献していると考えられます。

しかし、2018年頃からNECはルーター内のチップを従来のクアルコム製から他社製品に切り替す製品が増えてきました。具体的にはMediatek製、Realtek製、Intel製のチップを搭載したモデルが登場しました。

NECルータ 歴代の機種と搭載CPUメーカーがわかるWiki

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インテル製チップの課題

特にインテル製のチップに関しては評判が悪かったです。インテルはCPUメーカーとしては世界的に有名ですが、無線LANチップの分野ではシェアがそれほど高くありません。情報を収集した結果、インテル製チップを搭載したNECのルーターは安定性に欠ける可能性が高いことがわかりました。

通常、ルーターはファームウェアの更新によりソフトウェアが定期的にアップデートされますが、インテル製チップを搭載したNECルーターの場合、ファームウェア更新だけではハードウェア上の問題が解決できない場合があるようです。

つまり、たとえNECのブランドを信頼して製品を選んでも、内蔵チップがインテルなどの他社製であれば、十分な安定性が得られない可能性があるわけです。

こうした事情から、私はクアルコム製チップ搭載のNECルーターのみを選ぶようにしています。

長年の愛用経験からも、そうした製品の方が格段に安定しており、快適なWi-Fi環境を長期間維持できることがわかっています。

WG2600HP3の導入とある程度の課題

WG2600HP3はクワルコム製チップを搭載したNECのWi-Fiルーターですが、長期間の運用では過去モデルに比べて安定性に若干欠ける面がありました。

同時接続台数の増加が原因?

具体的には、兄弟が実家を訪れた際にWi-Fiに接続しようとすると、接続できないケースが見られました。

また、普段使わない古いPCをたまに接続しようとする際も、Wi-Fiがつながらなくなる事態が発生していました。そのような時は一旦ルーターの電源をオフ・オンすることで、再び接続可能になるといった状況でした。

この現象の原因として、同時接続される端末の台数が増えすぎたことが考えられます。近年はIoT家電の普及により、スマートスピーカーやウェアラブル端末、さらには洗濯機や体重計などの生活家電までがWi-Fi接続するようになってきました。

私自身もガジェットオタクとしてさまざまな機器をネットワークに接続させていたため、接続台数が大幅に増加していた可能性があります。

接続台数が多くなりすぎると、ルーターが管理しきれずに不安定になってしまうのだと考えられます。そのため、時々接続できない状況になり、ルーターの再起動で一時的に改善したものと推測されます。

長期運用での課題も

つまり、WG2600HP3は高度な機能を持ちながらも、大量の同時接続には若干の課題があったと言えるでしょう。接続台数にある程度の制限を設けないと長期安定運用が難しい側面がありました。

その後、小規模事業所のWi-Fi環境を同ルーターに切り替えた際も、長期間使うと時折電源オフ・オンを行わないと速度低下が起こるようになり、過去のNECルーターに比べて個人での評価が下がる結果となりました。

多量の接続需要がある環境下では、WG2600HP3の安定性に不安が残る製品だったと言えます。

AX1800HPに切り替えた理由

WG2600HP3の在庫切れと価格上昇

時が経ち、ITに詳しい私が別の2カ所目の事業所のWi-Fi環境を見直す機会がありました。その際、以前導入していたWG2600HP3はほとんど売り切れとなり、価格も8,000円から上がっていました。

手頃な価格と法人向けモデルベース

そこで同等の価格でAX1800HPが購入できると考え、新しい事業所にこのモデルを設置することにしました。

AX1800HPは法人向けモデルのWX1800HPをベースにしているため、高い性能が期待できました。
アマゾン専売商品で、家電量販店では売っていません。

周囲の電波状況を考慮した設定

AX1800HPを導入した事業所は、ビルの2階フロアでした。周辺には他のルーターからの電波も飛んでいる環境でしたが、このNEC製品を設置すると安定した通信が可能になりました。

私がおこなった独自の設定が効果的だったようです。

初期設定の段階で、Windows PCに無料の「Wi-Fi Analyzer」ソフトをインストールし、周囲で使用されている無線チャンネルを事前に調査しました。

隣接するチャンネルを使用していると混線の可能性があるため、私は使用されていない別のチャンネルに固定して設定を行いました。ルーターには自動チャンネル選択の機能もありますが、手動で設定した方が安定するためオフにしています。

メッシュ機能の選択

さらに、AX1800HPにはメッシュ機能が2種類用意されていて、「EASYメッシュ」と「独自メッシュ」から選択できます。

EASYメッシュは互換性が広いですが、独自のメッシュ方式の方が安定性が高いと考え、私は初期設定で独自メッシュを選択しました。

優れた性能を実感

こうした設定を行った上で事業所に設置したところ、Wi-Fiの安定性が非常に高く、1階の駐車場エリアまで電波が届くなど、優れたパフォーマンスを発揮しました。

AX1800HPは法人向けモデルをベースにしているため、この程度の環境を余裕でカバーできたのだと実感しました。

自宅でのAX1800HPメッシュ導入の検討

事業所でAX1800HPの性能の高さを実感した私は、自宅でもこのモデルを中心としたメッシュWi-Fi環境を構築することを検討するようになりました。

アマゾンのセールを狙う

そんな折、2024年1月下旬以降、アマゾンで期間限定の40%オフクーポンが出始めました。セールの期間では、2台セットで通常約26,000円が15,000円と、1台あたり実質7,500円で購入できました。

アマゾンでは定期的にこうした大幅セールを実施しており、特にアマゾン専売商品は「生活セール」や「ブラックフライデーセール」時に値下げされることが多くなります。

私は今回、自宅用に1台あたり7,500円でAX1800HPを4台購入することにしました。

同時接続台数の分散を意識

2024年1月下旬、自宅に4台のAX1800HPを独自メッシュ方式で導入しました。導入時にはファームウェアの最新版へのアップデートも行い、安定した環境で運用を開始しました。

4台導入の理由は、私自身がガジェットオタクであり、IoTデバイスを多数所有していたことによります。

近年はスマートスピーカーやスマート家電など、Wi-Fi接続する機器が家庭内で格段に増えています。

メーカーは公式な推奨値を示していませんが、一般的に1ルーター当たり20台以下に抑えることが無難であるとされています。

そこで私は、接続台数を分散させることで負荷を分散し、安定した通信を保つことを意識しました。

部屋ごとに使うデバイスをAX1800HPで振り分け、メッシュ化することで過密状態を回避できるよう心がけたのです。

約3ヶ月間の運用で高い満足度

その結果、導入から約3ヶ月が経過した2024年4月現在、この運用環境には大変満足しています。最新のWi-Fi 6世代でありながら、1台あたり7,500円と手頃な価格で導入できた点が大きなメリットでした。

自宅のさまざまな場所で、AX1800HPの安定した高速通信が享受できるため、ファイルの転送やオンラインゲームなど、用途を選ばず快適に利用できています。

NEC製品のパフォーマンス力の高さに改めて感銘を受けています。

AX1800HPとWX5400HPの比較

私としては、国内メーカーのうちBuffaloよりもNECのWi-Fiルーターの方をおすすめしています。

近年、NECからクワルコム製チップを搭載した、おすすめしやすい製品が増えてきたと感じています。

例えばWX5400HPはその中でもスタンダードと呼べる性能で、実売価格が14,000円です。

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AX1800HPの長所

特に個人的におすすめなのが、実売価格8,000円以下で購入できるAX1800HPシリーズです。一人暮らしで1台を主に使う場合でも、この製品はおすすめできます。

AX1800HPの長所は、WX5400HPと比べてCPU処理速度が速いことです。また、本体サイズがコンパクトで、白い木馬調デザインはかわいらしく上品な印象を受けます。

AX1800HPの短所

一方で短所も存在します。有線LANポートが入力側と出力側でそれぞれ1つしかない点や、WX5400HPは4つ有線ポートを備えている点などが挙げられます。

WX5400HPの方が全体的にサイズが大きいこと、AX1800HPが2ストリームアンテナなのに対してWX5400HPは4ストリームだという違いもあります。

アンテナ指向性の違い

ストリーム数が多いWX5400HPの方が、指向性のないアンテナで家全体を広範囲にカバーできます。

AX1800HPは指向性のあるアンテナを採用しています。
具体的には、壁掛けキットに乗せた写真が参考になりますが、ランプが光っている面の方向に電波が届きやすい設計となっています。
つまり、ルーターを部屋の隅に置いた場合、電波を特定の方向に狙って飛ばすことができるのです。

指向性のあるアンテナは、アンテナ数が少ないものの、設置する方向に迷いがありません。私自身、この指向性の高さが気に入っています。間取りでカバーしたい方向が決まっている場合、指向性アンテナの方が無駄がありません。

総合評価

結論としては、4台をメッシュ接続してみた結果、AX1800HPには大変満足しています。

Wi-Fi 6世代の高速通信が、手頃な価格で実現できた点が大きな魅力でした。私はこの製品を強くおすすめします。

まとめ:快適なWi-Fi生活を手に入れるためのNECルーター選び

家庭でもオフィスでも安定したWi-Fi環境は必須です。

しかし、メーカーやスペックを間違えると、つながりにくい、速度が出ないなどの不具合に悩まされてしまいます。そんな失敗を避けるには、国内シェア25%の高い評価を誇るNECのWi-Fiルーターがおすすめ。

長年のNEC製品の愛用経験から分かったのは、CPUチップがクワルコム製の製品が安定性に優れている点です。

中でも最新のメッシュWi-Fi対応モデル「AX1800HP」は、1台あたり8,000円前後とコストパフォーマンスが高く、機能面でも設定のカスタマイズ性に富んでいます。

自宅や会社など、広範囲の環境で安心して高速Wi-Fiを楽しみたい方は、ぜひAX1800HPの購入を検討してみてください。

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