お酒で顔が赤くなるアジアンフラッシュ体質、実はとってもありがたい体質かもしれません。
このアジアンフラッシュ体質は、新型コロナウイルス感染症の予防につながる可能性があるという衝撃的な研究結果が出ました。
佐賀大学の研究チームが発表したこの研究では、アジアンフラッシュ体質の人は新型コロナウイルスに対する感染リスクが、体質を持たない人の約5分の1だったことが分かりました。
アセトアルデヒドには強力な抗菌作用があり、アジアンフラッシュ体質のおかげでウイルスの侵入を防いでいたのかもしれません。
恥ずかしくて避けがちだったお酒で赤くなる体質が、実は新型コロナウイルス感染症を予防する特別な力を秘めていた可能性があるのです。
アジアンフラッシュが新型コロナに強い?
再生ボタン▶️を押すと声が聴けるよ
佐賀大学の研究チームが行った調査によると、お酒を飲むと顔が赤くなる「アジアンフラッシュ」体質の人は、そうでない人に比べて新型コロナウイルス感染症のリスクが低い傾向にあることがわかりました。
アルコールを分解する酵素の活性が低いため、アセトアルデヒドという毒素が体内に蓄積しやすいアジアンフラッシュ体質。
この毒素こそが、新型コロナウイルスの感染を防いでいる可能性が高いのです。
酒飲んで赤くなる人はコロナ感染に防御的か 佐賀大研究成果|NHK 佐賀県のニュース
アセトアルデヒドの抗菌作用
アセトアルデヒドには、強力な抗菌作用があることがわかっています。ウイルスや細菌を退治する力を秘めているのです。
お酒を飲んで体内にアセトアルデヒドが溜まると、その抗菌力が新型コロナウイルスの感染を防いでいるのかもしれません。
リスクが5分の1に
研究チームの分析によると、アジアンフラッシュ体質の人は、そうでない人に比べて新型コロナウイルス感染症のリスクが約5分の1であることが判明しました。
ただし、これはあくまでも統計的な傾向であり、100%の確率で感染を防げるわけではありません。
生活習慣やワクチン接種状況、新型コロナウイルス株の種類によっても感染リスクは変わってきます。
新型コロナ対策にお酒は役立つの?
お酒を飲めば新型コロナウイルスに強くなるわけではありません。
アジアンフラッシュ体質の人が持っているアセトアルデヒドの作用を、研究チームが発見しただけの話です。
体を壊すほど飲酒し続けてもよい理由にはなりませんし、お酒を飲まない方がよいと言われている人は、これを機に飲酒を始めるべきではありません。
ただし、ちょっとしたお酒が好きな方は、アジアンフラッシュで顔が赤くなっても、ポジティブに考えられる可能性が出てきたということですね。
まとめ:お酒で赤くなる特典?新型コロナ防御の鍵かも
今回の研究結果は、アジアンフラッシュ体質が新型コロナウイルス感染症への防御力につながる可能性を示唆するものです。
恥ずかしがらずに、むしろ誇りに思ってよいかもしれません。
ただし、感染リスクがゼロになるわけではありません。基本的な感染予防対策は欠かせません。マスクの着用や手洗い、換気など、引き続き気を付ける必要があります。
お酒で顔が赤くなるアジアンフラッシュ体質は、今まで気にしていた体質かもしれませんが、これを機に前向きに捉え直してみてはいかがでしょうか。
あなたの体質が、新型コロナウイルス感染症に対する防御力の一助となっていたかもしれません。この研究結果を気づきの一歩にしてみませんか?
体質のことで悩んでいる方は、ぜひこの記事を友人や家族に共有してみてください。新しい視点で体質を捉え直すきっかけになるかもしれません。